道路の植えこみの脇で咲いていたノボロギク。寒いころから黄色い花を咲かせ、日本中どこでも見られる植物です。

ノボロギク

花はタンポポのように開きません。

私が新人のころ、ノボロギクを教えてくださったのは、浅野貞夫先生でした。当時、細密イラストを子ども向け科学雑誌に掲載していたので、浅野貞夫先生に監修していただいていたのです。植生を正確に表現しつつ、タンポポやナズナなど植物の生態がわかるような絵をつくるのはとても大変でしたが、先生に教えていただくと雑草のことがとてもよくわかり、魔法のようだと思ったことがあります。
先生は、植物の生きざまと形にとてもくわしく、細かいスケッチを描いて教えてくださいました。残念ながら先生は亡くなられましたが、今でもときどき教えてくださったことを思いだします。
『浅野貞夫日本植物生態図鑑』という著書があります。ぜひ、ご覧いただきたいと思います。
http://www.zennokyo.co.jp/book/kusa/asano.html

「ノボロギク」という名前は「野のボロギク」という意味。花が終わったあとの冠毛がぼろぼろだから、と言われています。外来タンポポと同様、明治時代の初めにヨーロッパからやってきた植物で、日本中に広がっています。