昨年、本のために黒米「おくのむらさき」を育てていました。
土に植えたときはあまりに小さくて心配しましたが、芽は小さな露を葉先につけ、とても美しい姿で成長してくれました。

おくのむらさき露

大きさは3ミリほど。

おくのむらさき発芽

少し成長した姿です。紫色がついているのは「おくのむらさき」の特徴です。

「おくのむらさき」はじょうぶで、同時に育てていた「にこまる」よりもぐんぐん育ち、たくさんみのってくれました。
紫色の色素が見られる品種でしたが、これはうるちの白米と区別するため。黒米などの有色米が、田んぼでほかのイネに混じってしまったら、農家は困ってしまいます。そのため「おくのむらさき」には一目でわかるよう、のぎなどに紫色がでるようにつくられたのです。品種改良には、さまざまなことが考慮されているのだと思いました。

おくのむらさきのぎ

「おくのむらさき」の花。イネには花びらがなく、ひらいているところを「えい」と呼びます。先のとがったものが「のぎ」。紫色をしています。