大きくなった4れい幼虫。そろそろ脱皮かな。
皮膚がぱんぱんに張り、白いところから下の緑色のからだが透けています。
もう一匹も。
脱皮のためにからだをくねらせているのかと思っていると、この子はずりずりと葉から落ち始めました。
こうして、葉にぶら下がったままじっとしていましたが、時折からだを曲げます。葉にもどしてあげたい気もしますが、葉にかけた糸につかまっています。
こうなると、何もできません。
ちょっと遠くから見るとこの風景。ぶらさがっている幼虫は異様です。
この2時間後、この子は念のために下においていたケースに落ちていました。
一方、眠に入っていた子は脱皮したてでした。
飼育ケースに落ちた幼虫は夜10時過ぎまで少し動いては縮んでころがる、という動きを繰り返していました。
寄生しているものが出たときのために不織布でふたをしていましたが、その気配はありません。
おそらく内側には5令幼虫のからだができていたのでしょう。
それなのに、何かがうまくいかなくて脱皮できなかった。
脱皮は命をかけた変身だということを、教えてくれました。
自然は厳しい。
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