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『かえるふくしま』

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2月1日発売の本ができました。タイトルは『かえるふくしま』。
「ふるさとに帰ること」「福島がよみがえること」「福島を変えること」と、カエルをかけたタイトルです。福島にすむたくさんのカエルが登場します。

表紙2

帯はこの写真よりもう少し赤みのある深い色です。葉のラインが「かえる」と「ふくしま」の間にあり、読みやすく見せてくれています。

 

表4−2

裏表紙は、本文を読んだあとにぜひもう一度ご覧いただきたい写真です。

背

書店に棚にならぶとこんな感じ。

背から

表紙と背は1枚の写真。白い色がきいています。

本扉2

本とびら。ストーリーはここから始まります。

写真展との出会い
2015年夏、新宿のギャラリーで『かえるふくしま』という写真展に出会いました。東日本大震災とそれに続く原発事故から5年をむかえる今、私がすべきことはないのか、と考えていたときでした。

はがき*写真展では、かわいいカエルたちの表情を楽しむことができました。けれど、それだけでない、何か心の奥をかきまわされたような、じっとしていられなくなるような気持ちになりました。
そのあと、写真をとった方にお手紙をさしあげ、本をつくりたい、というお話をさしあげました。
著者の矢内さんは、慎重におっしゃいました。「福島の生物調査のようなものであれば、自分にはできない。もし、本をつくるのであれば、福島から発信するような本をつくりたい。」と。

私はなんにもわかっていなかったな、と思いました。事故を引き受けてなおその土地で生きる方々がどんな気持ちでいるか、ということにまったく気づいていなかったのですから。私たちは、何もかも忘れがち。忘れることで楽になろうとします。けれど、福島では忘れることのできない現実が身近にあります。

福島に生きるという言葉
本のなかで著者の矢内さんは「わたしたちは福島で生きていく。」と書いてくださいました。
その言葉の重みをしっかりと受け止め、風化させることなく応援していきたいと思います。
私が写真展でカエルたちの表情にたじろいだのは、「あなたは何をしているの」「ぼくたちに何をしたの」と問われたからなのだと、今では思っています。
「カエルの目にこの世は、どのように映っているのだろうか」という帯の言葉は、矢内さんが写真展でお使いになったフレーズです。福島とカエルを見続けた方ならではの言葉だと思いました。
私たちは、自然に何をしてきたのでしょう。どんな世の中をつくろうとしているのでしょう。
著者、矢内靖史さんがカエルに託した福島からのメッセージ、ぜひ手にとってご覧ください。

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