身近な自然と子どもの本と

ぜんぶわかる!アゲハ

アゲハ表紙帯なし

 

しぜんのひみつ写真館8

『ぜんぶわかる!アゲハ』
新開 孝 著
蟻川謙太郎 監修

 

 

 

 

アゲハの本
本シリーズも8冊目。
モンシロチョウの本をつくり終えたときから、いつかはアゲハをと思っていました。
監修は蟻川謙太郎先生、著者は新開孝さん。
『ぜんぶわかる!モンシロチョウ』と同じです。

チョウなのでモンシロチョウと違う構成をしなければ、と思っていたのですが、
これは杞憂でした。幼虫も成虫も、アゲハは魅力満点の虫。

★P6−7

華麗なアゲハ。オスのアピールがかわいい。

★P30−31

黒目がかわいい、春型のアゲハ。可憐な春型の風情が美しく、大好きな写真です。

疑問
アゲハの本はいろいろありますが、自分で飼育してみるとさまざまな疑問がわきました。
クロアゲハ幼虫とアゲハ幼虫はどうやって見分けるの?
そんな疑問に応えてくださったのがこのページ。

★P62−63

飼育のページです。

臭角があるのがアゲハの仲間の特徴ということも、知っていたようで知らなかったこと。
そこで、アゲハの仲間の臭角が一目でわかるように撮ってくださったのがこのページ。

★P43

色がこんなに違うのです。コラムにも注目。臭角の出し入れの仕組み、ご存知でした?

また、さなぎを見つけたときにどんなアゲハかわかるように、こんなページも。

★P44−45

こうして見ると、アゲハとクロアゲハのさなぎがどんなふうに違うかわかります。

実験
この本のために、著者の新開さんは、1つの実験を撮ってくださいました。
アゲハのオスは、縞模様をメスのはねと勘違いして近づいてくる、ということを実証できるかどうか、という実験です。
撮影は温室のなかでまる1日。緑色と黒色の縞模様にオスが近づき、交尾にさそうポーズをしてくれました。
私たちの目にはアゲハのはねは黄色と黒の縞模様ですが、オスの複眼では緑色と黒の縞模様の方がメスのはねに近いのでしょう。びっくり!でした。

★P49

紫外線を感知するという昆虫の視角の不思議を感じる実験でした。

さらに最新情報としてアオスジアゲハの目は15種類ものセンサーを持っているというコラムも。充実した本にすることができました。

監修のことば「少年をとらえたアゲハ」
最終ページにいつも監修の先生からお原稿をいただいていますが、このアゲハの本のお原稿はひと味違っていました。ぜひ、お読みいただきたいと思いますが、さいごの文章をちょっとだけご紹介します。

「この『ぜんぶわかる!アゲハ』にはこれまでにわかっていることは載っているが、しかし、これからわかるはずのことはもちろん書かれていない。この本を手にした人に、新しいことをどんどんつけくわえていってほしいものだと思う。」

子どもたち、若い人たちへのメッセージです。

 

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